勇者の剣を作るらしいです

まだ、夏休みだったある日の事。

長男が「剣を作りたい」と言いだします。

夏休みの宿題に工作があったのかと思い「よしよし、何で作るんや」と手伝う気で話していると、夏休みに工作の宿題はないらしいです。

因みに私の小学生のころは毎年工作の宿題があって、建具職人のおとんが作った、小学生離れした木工作品を持って行ったものです(笑)

宿題でもなく剣を作りたいと言い出したのは、マンガの影響みたいですね。マンガ雑誌に段ボールでの剣の作り方が載っていました。段ボールで作るなら自分で出来るだろうと話すと、すでに段ボールの剣は作ってみたらしいですが、思ってたんとは違うかったようで、すぐにフニャフニャになったとのこと(笑)

「どんな剣が作りたいんや」と聞くと

「これ」と持ってきたのが

ロトの剣ですね。私がクレーンゲームで取ったヤツです。

いやいや、こんなに出来のいいのがあるんやから、作らんでええやろと思いましたが、息子の希望はもっと長いのが欲しいとのこと。何と戦うつもりなんでしょうか(笑)

それにしても、難しすぎるやろ。

と思いながらも、まあ、せっかくヤル気になってるんで、適当な１×６の木材を与えて、何となくの形になればいいかなと作ってみることにしました。

切り出すサイズを考えたり、左右対称になるように線を引いたりと初めての経験でしたが、分からないなりに一生懸命作業してました。

線が引けたら切ります。鋸で切らせようかとも考えましたが、さすがにこのサイズの木材を縦に挽くのはハードルが高いので、私がテーブルソーで切りました。

大まかに切り終わると、すでに何となく剣ですね。もうこれでいいんじゃないかとも思いましたが、息子曰く「持ちにくい」とのこと。

持ち手の面取りをして、刃も付けていきます。

出来ました。いや実際は出来てないけど。私の作業は終了です。

刃を付けるのには苦労しましたね。こんな形なんで鍔が邪魔して鋸も届かないし鉋もかけれないのでディスクグラインダーで削りました。

次は息子の作業です。ロトの剣になるように模様を描いていくらしいです。描けたら彫刻刀で彫らせてみるのも面白いかもしれませんね。まあ私に似て絵心はないんで、下絵が完成しない気もしますが(笑)

思い付きで作った割には剣っぽくはなったと思います。伝説の勇者の剣には程遠い代物ですが。まあ、息子はそれなりに満足みたいなんで(笑)

剣の出来より何より、息子と一緒に楽しく工作が出来たことが一番ですかね。息子は勇者の剣を全種類作りたいとか言ってるので、また次の機会があるかなと楽しみに待ちたいと思います。

ただ、勇者の剣はどれも難しすぎるやろ(笑)